先日、福井県福井市にある「こころとからだクリニック福井」を訪問しました。大学時代の友人である、片山くん(院長)と智子さん(副院長)夫婦が、1年前に開院した内科・心療内科・精神科・児童精神科のメンタルクリニックです。私も、自分のクリニックを開院するにあたり、一度見に行きたいなと思っていました。
実際に自分の目で見てみると、自分の目指すクリニックの1歩も2歩も先へ進んでいる素敵なクリニックだと感じました。地域のかかりつけ医を目指し、患者さんに寄り添いながら診療を行うことはもちろん、スタッフのモチベーションを高める仕掛けや働きやすさを追求する姿は正に私の目指すものでした。
そもそも、精神科は患者さんの心の深い部分に寄り添うため内科に比べ診療時間が長くなるため、初診の患者を多く診られず、一般的に初診の場合は予約をとらないと診てもらえないクリニックが多いそうです。しかし、院長の片山くんは、「調子悪いと電話してきた患者に対して、じゃあ2週間後の予約しかとれませんって言えないよね。僕は、すぐに来ていいよって言ってあげたいんだよ。」と言っていました。彼のポリシーは、診てほしいときに診てあげること。そして、患者さんに寄り添う診療です。クリニック以外にも、児童向けの放課後デイや成人向けのデイケアもあり、まさに地域の駆け込み寺のようでした。
「かくむクリニック」も、「こころとからだクリニック福井」のように地域の皆さんに頼っていただけて、スタッフがモチベーション高く気持よく働けるようなクリニックにしたいと気持ちを確かめることが出来ました。
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