高山病予防薬(ダイアモックス)

登山や標高の高い海外ツアーを計画されている方へ

高山病予防薬(ダイアモックス)

 標高が高い場所へ滞在する方や、富士登山などの2,000メートル以上の登山をする場合は、高山病の対策をしておくのがよいでしょう。
 現在、国内でも登山愛好家が増えており、比較的登りやすい山から、富士山のような標高が高い山まで多くの方が登山を楽しんでおられます。
 しかし、本格的な登山を求める方ほど、高山病のリスクは高くなります。また、標高が高い場所へ海外旅行を楽しまれる方も、同様です。
 登山や旅の準備は色々ありますが、ザックの中に「高山病予防薬」を携帯しておくと安心です。

注意すべき旅行先
 国内:富士山、2,000メートル以上の山
 海外:ペルー(マチュピチュ、クスコなど)、スイス(ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台)、その他の標高が高い場所
 ※高山病のリスクがあるかどうかを、一度、ツアー会社の方に相談していただくとよいでしょう。
高山病の症状
 高山病は、「山酔い」のような軽度のものがほとんどですが、頭痛や吐き気、手足のむくみなどの症状があり、ひどい時はチアノーゼが出現します。チアノーゼになると、唇や爪が紫色になります。
 高山病の症状が現れたら、決して無理をせず、すぐに下山することをおすすめします。
服用方法と費用
 当院では、高山病予防薬としてダイアモックスを処方します。(院内処方)
服用方法
 高地へ到着する前日から服用し、到着3日後までの計4日間分を処方します。
 1日2回、1/2錠(125mg)ずつ服用します。
費用
3,000円(診察代、処方代、薬代を含みます)
自費診療のため、健康保険の適用にはなりません。
副作用
 手足のしびれ、多尿など