在宅診療_はち丸ネットワークへ登録しました

抗がん剤で免疫を失った子供へ予防接種助成

 去年の9月に開院し、現在まで8名の方へ訪問診療をおこなってきました。患者さんそれぞれに、在宅を続けられる事情があり、家での生活も、ご家族がいらっしゃったり、一人で生活されていたりと様々です。

 私が訪問診療をしていく上で、一番メリットに思うところは、多職種で、患者さんを見守り、連携しながら支援を受けていただけることです。通常の外来では、状況にもよりますが、患者さんのケアマネジャーへ連絡をとることはありませんし、ケアプランを見ることも、受けているサービスの介護士や看護師と相談することも、状況によって必要でなければ、通常はありません。
 
 しかし、訪問診療では、ケアマネジャーを核として、医師・介護士・看護師・行政が連携を取り合い、患者さんの状況や問題を共有し、解決していくことが重要ですし、必要です。介護保険を受けている方であれば、一番大切なのは、ケアプランです。患者さんやご家族の希望を聞きながら、その方に応じた生活のリズムや受けるサービスを決めます。その中の一つに、医療があります。

 私たち訪問診療をしている医師の役割は、出来るだけ患者さんが希望するように、自宅で生活を続けていただくことです。そして、どのような最期を迎えるかを患者さんやご家族と話しながら、考えていただくことです。当たり前ですが、ご本人の希望が変わることもありますし、病気の急変で救急搬送する場合もあります。そういったことは状況に応じて判断しますが、大切なのは、どういった場合でも対応できるように、患者さんの思いを多職種で共有しておくことです。

 このたび、かくむクリニックは名古屋の「はち丸ネットワーク」に登録しました。「はち丸ネットワーク」とは介護サービス事業所や医療機関、薬局などをネットワークで結び、参加者(患者)の診療・調剤・介護情報を共有するシステムです。一人暮らしの方や、特にきめこまやかな支援が必要な方など、こういったネットワークがあるといいなと思う方については、連携機関へこちらから相談させていただきますし、「はち丸ネットワーク」以外のネットワークをご使用の事業所の場合は、そちらを導入することもできます。実際、当院では、「はち丸ネットワーク」以外のネットワークも使っています。

 できるだけ慣れ親しんだご自宅で過ごしていただけるよう、関係機関と連携しながら、これからも診療を続けていきたいと思います。
 


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2020年07月15日