風疹の予防接種について

風疹の予防接種について

 平成31年4月1日から風疹(風しん)抗体検査・予防接種の助成を開始する自治体がほとんどです。名古屋市でも平成30年度までは任意の予防接種のみ助成を行っていましたが、平成31年4月1日からは定期及び任意の抗体検査・予防接種の助成が開始されています。これは平成30年7月以降、関東で風疹が流行した状況を踏まえ、国が風疹の公的接種を対策として盛り込んだものです。
そもそも、「定期接種と任意接種」の違いとは、接種する目的が異なります。「定期接種」とは、幼少時に予防接種を打っていない男性の方にワクチンを接種してもらい、風疹の抗体をつけてもらうために行います。「任意接種」とは、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるのを防ぐために妊婦やそのご家族に接種するものです。両者とも、条件に当てはまれば、抗体検査も予防接種も、無料で接種できます。

 特に注意したいことは、昭和54年4月1日よりも前に生まれた男性の方は定期接種が行われていないことです。定期接種の助成(無料)が受けられますので、この機会に接種をお勧めします。
 定期接種以外の方でも、妊娠を希望する女性の方やそのパートナーの方も任意接種の助成(無料)があります。(パートナーの方は事前に名古屋市に申請書を送付する必要があります。)
 両者とも、抗体検査をし、その結果、抗体価(免疫)が不十分であると判断された方に限られます。平成26年以降に抗体検査をしたことがある方は、その結果を医療機関へお持ちいただければ、抗体検査をすることなく予防接種を受けることができます。
 また、予防接種をした後の6週~8週以降に抗体検査をすることをお勧めします。助成はありませんが、確実に抗体がついているかを確認できるため、安心です。

 風疹(風しん)は風疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、風しんの免疫を持たない方に対して強い感染力があります。感染経路は飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染します。成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、小児より重症化することがあります。

 特に、妊娠20週までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれる可能性が高くなります。先天性風疹症候群とは、心臓病や高度の難聴、白内障などさまざまな先天性障害を引き起こす病気です。先天性風疹症候群は、風疹ワクチンを接種することで予防できます。
 妊娠中の女性は、予防接種が受けられないため、風疹が流行した場合、抗体を持たない妊婦は可能な限り人ごみを避けたり、不要不急の外出を避けるなど風疹にかからないよう注意してください。

 また、妊娠を希望する女性や、妊娠を希望する女性のパートナーの方はもちろん、ご家族や会社の同僚の方など、妊婦の周りにいる方は、風疹に感染しないよう、配慮していただけるとよいかと思います。



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2019年04月16日