中国の武漢市で昨年の12月以降、新型コロナウイルスに関するニュースが連日報道されています。世界各国で発生が報告され、日本でも現在激しい流行は認められていませんが、感染は確認されています。
当院でも、発熱・咳などの症状がある、中国・武漢市への渡航歴がある方や、感染が疑わしい方は受診していただく前に、事前に当院へ電話で連絡していただくようお願いしています。
16日のブログで「手洗い」の方法をご紹介しましたが、今回のコロナウイルスは、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、「咳エチケット」や「手洗い」「うがい」「アルコール消毒」などの実施が有効だそうです。
中でも外出が多い方は、「咳エチケット」は重要です。咳やくしゃみの飛沫で他人に感染症を感染させないために、咳・くしゃみをする際には、マスクやティッシュ・ハンカチなどを使い口や鼻を押さえましょう。特に電車や飲食店、職場や学校など人が集まるところでは気を付けましょう。
<咳エチケットについて>
1.マスクを着用しましょう
2.くしゃみをするときは、ティッシュやハンカチで口や鼻を覆いましょう
3.咳・くしゃみをするときは、手で押さえない
咳やくしゃみを手でおさえると、ウイルスが手に付いてしまいます。その結果、その手で触ったドアノブなど周囲のものにもウイルスが付着します。
ウイルスが付着したドアノブなどを介して他の人に病気をうつしてしまう可能性があります。
また、何も押さえずに咳やくしゃみをするのもよくありません。咳やくしゃみをするとき、しぶき が 2m ほど 飛びます。しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の 人に病気をうつす可能性があります 。必ずマスクやハンカチで押さえましょう。
一日も早くウイルスの流行が落ち着いてくれること、そしてウイルスに感染した患者さんが回復することを、切に願うばかりです。
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