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フルミストってどんなワクチン?

インフルエンザの予防投薬について

 フルミストは、鼻腔内にスプレーを吹きかけるインフルエンザ感染予防のための生ワクチンです。
 従来の不活化ワクチンの皮下注射と違い、痛みがありません。
 インフルエンザウイルスは主に気道粘膜に感染するため、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは現行の注射ワクチンに比べ、予防が長く続くと言われています。

 当院で使用するワクチンについて
 薬剤名:フルミスト点鼻液
・0.2mL中 弱毒生インフルエンザウイルス(A型・B型)
製造元:第一三共
 対象者
 2歳以上19歳未満の者に、0.2mLを1回(各鼻腔内に0.1mLを1噴霧)、鼻腔内に噴霧する。インフルエンザワクチンを初めて接種する方は一度お電話でお問い合わせください。
 費用
 8,800円(税込)/回
 予約方法
 電話で受け付けています。(2024年度は先着30名)
 注意点
予防接種を受けられない方
■発熱のある方
■重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
■本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
■免疫機能に異常のある方、免疫抑制をきたす治療を受けている方
■妊娠している方
予防接種に注意が必要な方
■ゼラチン含有製剤又はゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー等の過敏症の既往のある者
■心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
■予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
■過去にけいれんの既往のある者
■過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
■重度の喘息を有する者又は喘鳴の症状を呈する者
■本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある者
妊活中でも接種してもよいの?
妊活中の方は、従来の不活化ワクチン皮下注射をおすすめします。
フルミストは生ワクチンのため、妊娠中の方は接種できません。また、フルミスト接種後は2ヶ月ほど妊娠をお控えください。
他のワクチンと同時接種してもよいの?
医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができますが、初めて接種する場合は、副反応が出る可能性があるので、別日で接種することが望ましいです。
フルミストを接種した後、違うワクチンはいつから接種してよいの?
ワクチンの種類によって異なります。フルミストは生ワクチンなので、不活化ワクチンであれば、次の日から接種できます。生ワクチンであれば、フルミスト接種後4週間以降で他の生ワクチンの接種が可能です。
また、すでに他の生ワクチンを接種している場合、接種後4週間以降からフルミスト接種が可能です。
接種間隔については、以上のことに関わらず、お急ぎでなければ、十分に期間をあけて接種していただくのが安心です。