呼吸器学会へ行ってきました

オープニングスタッフを募集します

 先日、呼吸器学会で東京へ行き、喘息の新情報を仕入れてきました。
 医師は、それぞれ専門の「学会」に所属していることが多いです。学会というと敷居が高く感じますが、興味があれば誰でも入ることができます。私は「内科学会」「呼吸器学会」「小児科学会」の3つに所属しています。

 そんな学会の一イベントが、「学術集会」略して「学会」です。日本呼吸器学会学術集会は、1年に1回、3日間かけて開催され、先週末に東京国際フォーラムで行われました。大小13もの会場で、最新の治療法から研修医教育にいたるまで、様々な講演が並行して行われました。

 私が特に興味を持って聞いたのはやはり喘息についてです。最近では、普通の治療で良くならない重症喘息に対して、原因物質を直接抑え込む生物学的製剤がトピックスとなっており、今年もその話題が多くみられました。しかし、そのような「奥の手の薬」を使用する前に、できる治療をしっかりすることと、それでもコントロールできない場合は総合病院へしっかり引き継ぎをすることが、今後の私の役割と考えます。

 これまでは聞かなかった「喘息の吸入方法」などの一見地味な講演が、実は一番重要で、意外にその重要性が知られていないのではないかと感じました。今後は、年齢によって異なる吸入方法や、正しい吸入方法(意外に正しくできていない人が多いのでは?)について周知できたらと思います。例えば、クリニック内の掲示やHPなどでご案内できたらいいなと、どんどんやりたいことが増えていくばかりです。

 



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2019年04月24日