専門は呼吸器内科です

専門は呼吸器内科です

 呼吸器内科は、「肺の病気」を専門とする科です。担当する病気は、肺炎、喘息(ぜんそく)、COPD(肺気腫)、睡眠時無呼吸症候群、肺がんなど、多岐に渡ります。私は、癌も感染症もアレルギーも、集中治療も緩和治療も、さまざまなカテゴリーの病気を勉強したいと考え、数ある内科の中で最も疾患の幅が広いと感じた呼吸器内科に進みました。

 最初に勤務した名古屋掖済会病院では、レントゲンの読み方から始まり、呼吸器内科医としての基礎をしっかり教えていただきました。呼吸器内科医としての最初の4年間で、日常的な疾患についてはほぼ一人の判断で診断と治療を行うことができるようになりました。また、研修医の頃から月に4~5回の救急当直を行い、循環器内科や神経内科など他の内科もローテートし、内科医として広く勉強も行いました。

 次に勤務した名古屋大学医学部附属病院では、肺がん、喘息、肺炎など、それぞれの分野に専門家がおり、最先端の治療について指導していただきました。中部地区全域から集まった様々な希少疾患、肺がんをはじめとした研究など、大学病院ならではの経験を積むことができました。また、同時に産業医としての仕事や、10万枚を超える肺のレントゲン読影、地方病院での診療など、通常の病院勤務では経験できない仕事も行いました。
 その後、名古屋掖済会病院に復帰し、「呼吸器内科専門医」を取得いたしました。2019年4月からは大同病院の呼吸器内科外来も受け持たせていただいております。

 呼吸器内科としてのキャリアから、クリニックに来られる患者さんに多い「発熱」や、「喘息・COPD」については、特に自信をもって診療を行うことができます。
 大同病院に移ってからは、この地域にぜんそくやCOPDの患者さんが非常に多いことに驚いています。咳や息苦しさが出る、階段で息切れするなど、肺にかかわる症状をお持ちの方は、ぜひ一度ご来院ください。


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2019年02月14日